SQL Server Reporting Services のレポートや Visual Studio で作成できるレポートを、Visual Studio で作成した Web アプリケーションや Windows フォームアプリケーションを介して参照するためのコントロールを Report Viewer コントロールといいます。
このコントロールは、Reporting Services などのインストールに伴ってインストールされますが、このコントロールのみを、Report Viewer 再頒布可能パッケージからインストールすることができます。
また、このコントロールが発するエラーメッセージ等を日本語化するために、Report Viewer コントロールの日本語 Language Pack というパッケージも存在します。
ここでご案内するのは、Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack がインストールされている環境にて、Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack の Service Pack 1 をインストールした際に、修復モードでセットアップされるという現象です。
要因
Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack と Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack Service Pack 1 ではその内容に差異がありません。
このため内部で同一のモジュールと判断され、修復セットアップとなります。
対処方法
・Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack Service Pack 1 をインストールしない。
内容が同じであるため、Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack でも、 Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack Service Pack 1 でもどちらを使用しても動作に差異はありません。
Microsoft Report Viewer 2010(Language Pack ではない本体)に Service Pack 1 が適用されていても、Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack で正常に動作致します。
・Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack を一度アンインストールして、Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack Service Pack 1 をインストールして使用する。
バージョン番号の表示が変わるだけで、中身の差異はないため正常に動作します。