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イベント ID 10016 エラーについて

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胡 淑鳳
SQL Developer Support

SQL Server 2014環境では、メンテナンスプランの構築により作成されたSQL Server エージェント ジョブを実行する場合、システムイベントログに以下のようなエラーメッセージが記録される場合があります。

ログ種類:システム

イベントソース:Microsoft-Windows-DistributedCOM

イベントID:10016

レベル:エラー

ユーザー:S-1-5-80-344959196-2060754871-2302487193-2804545603-1466107430

説明:

アプリケーション固有 のアクセス許可の設定では、CLSID {806835AE-FD04-4870-A1E8-D65535358293} および APPID {EE4171E6-C37E-4D04-AF4C-8617BC7D4914} の

COM サーバー アプリケーションに対するローカルアクティブ化のアクセス許可を、アプリケーション コンテナー 利用不可 SID (利用不可) で実行中のアドレス LocalHost (LRPC 使用) の

ユーザー NT SERVICE\SQLSERVERAGENT SID (S-1-5-80-344959196-2060754871-2302487193-2804545603-1466107430) に与えることはできません。

このセキュリティ アクセス許可は、コンポーネント サービス管理ツールを使って変更できます。


原因
当該のエラーは、ユーザー (NT SERVICE\SQLSERVERAGENT) が [ローカルからのアクティ化] というアクセス許可を AppID {EE4171E6-C37E-4D04-AF4C-8617BC7D4914} に対して持っていない場合に記録されます


影響
上述エラーはメンテナンスプランで SQL Server エージェント ジョブを介した処理を実行している際に記録されるエラーです。処理が成功している場合、影響はありませんが、権限設定の問題でジョブが失敗する場合もあります。ジョブの実行失敗についてはジョブ履歴をご確認ください。
- 参考情報
ジョブ履歴の表示
https://msdn.microsoft.com/ja-JP/library/ms181046(v=sql.120).aspx


対処方法
イベント 10016を対処するには、管理者権限を持っているユーザーで DCOM アプリケーションのレジストリ キーに対するアクセス権限を設定 (A) してから、「コンポーネント サービス管理ツール」 でアクセス権限を設定 (B) します。

以下、SQL Server 2014 の場合を例に手順を記載します。

A. COM アプリケーションのレジストリ キーのアクセス権限の設定
1). 管理者権限を持っているユーザーでサーバーへログインします。

2). Windows Server 2008/R2 の場合は [スタート] ボタンから [ファイル名を指定して実行] をクリックします。(Windows Server 2012/R2 の場合はデスクトップにて、Windows ロゴ キーを押しながら R キーを押して、[ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスを開きます。) regedit と入力し、 [OK] をクリックし、レジストリエディターを表示します。次のレジストリ キーを探します。

HKEY_CLASSES_ROOT\AppID\{EE4171E6-C37E-4D04-AF4C-8617BC7D4914}

3). 上記レジストリ キーの [編集] メニューの [アクセス許可] をクリックし、該当するレジストリキーのアクセス許可設定画面を表示します。

4). [セキュリティ] タブで [詳細設定] ボタンをクリックし、 [{EE4171E6-C37E-4D04-AF4C-8617BC7D4914} のセキュリティの詳細設定] 画面を表示します。

5). [所有者] の [変更] をクリックし、場所をクリック後、一覧の一番上のマシン名を選択し、 [選択するオブジェクト名を入力してください] の項目に Administrators を入力し、 [OK] をクリックします。

6).その後表示された画面にて [サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える] をチェックし、 [OK] ボタンをクリックします。

7). [グループ名またはユーザー名] ボックスで、 [Administrators] グループをクリックし、レジストリ キーの [フル コントロール] の [許可] チェックボックスをクリックします。


B.
「コンポーネント サービス管理ツール」にてアクセス権限の設定
1). Windows Server 2008/R2 の場合は [スタート] ボタンから [ファイル名を指定して実行] をクリックします。(Windows Server 2012/R2 の場合はデスクトップにて、Windows ロゴ キーを押しながら R キーを押して、[ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスを開きます。) dcomcnfg と入力し、 [OK] をクリックします。

2). 起動した [コンポーネント サービス] スナップインのツリービューで [コンポーネント サービス]-[コンピューター]-[マイコンピューター]-[DCOM の構成] を順番にクリックし展開します。

3). アプリケーション ID {EE4171E6-C37E-4D04-AF4C-8617BC7D4914} の右クリックメニューの [プロパティ] をクリックします。

4). 表示した画面の [セキュリティ] タブにて、 [起動とアクティブアクセス許可] の [編集] ボタンをクリックします。

5). [NT SERVICE\SQLSERVERAGENT] ユーザーを追加し、 [ローカルからの起動] と [ローカルからのアクティブ化] の [許可] チェックボックスをチェックし、 [OK] をクリックします。


発生契機に関して
SQL Server サービスパック (SP) や累積更新プログラム (CU) 適用を契機として発生する可能性があります。このため、ID 10016のエラーが記録されないようレジストリ値の対処を実施した後でも、今後 SQL Server の SP や CU 適用により、再度 ID 10016のエラーが記録される可能性がありますので、この点ご留意ください。 その場合は、再度同様の手順の実行で対処が可能です。

以上となります。参考になりましたら幸いです。


INSERT や UPDATE でデータの切り捨てエラー 8152 が発生することがある

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事象

INSERT や UPDATE を実行する際に、対象の列のデータ長よりも長いデータを INSERT/UPDATE しようとすると、エラー 8152が発生します。

エラー 8152
文字列データまたはバイナリ データが切り捨てられます。

SQL Server では暗黙的にデータを変換してエラーを発生させないようにしますが、長いデータをINSERTしようとした場合には ANSI_WARNINGS の設定に従いエラーとなります。例1のように明らかに長いデータを INSERT しようとしてエラーとなるのは分かりやすいパターンです。例2のように、INSERT INTO SELECT やさらにテーブル結合を行っているような場合には、実行プランによってエラーが発生する場合と発生しない場合があるため、注意が必要です。

このブログでは、例2について説明したいと思います。

 

例1

-- テーブル
CREATE TABLE table01(c1 varchar(10))
GO

-- varchar(20) から varchar(10) へ暗黙的に変換され、データの切り捨てが行われないため正常終了する
DECLARE @c1 varchar(20)
SET @c1 = '1234567890'
INSERT INTO table01 VALUES(@c1)

-- varchar(20) から varchar(10) へ暗黙的に変換されるが、データの切り捨てが発生するため、エラーとなる
DECLARE @c1 varchar(20)
SET @c1 = '12345678901234567890'
INSERT INTO table01 VALUES(@c1)

例2

-- テーブル
CREATE TABLE table01(c1 varchar(10))
GO
CREATE TABLE table02(c1 varchar(20), c2 int)
GO
CREATE TABLE table03(c1 varchar(10))
GO

-- エラーになる場合とならない場合がある
INSERT INTO table01(C1)
SELECT  table02.C1
FROM table02
INNER JOIN table03
ON table02.C1 = table03.C1
WHERE table02.C2 = 1

 

原因


生成される実行プランによって、データの切り捨てが発生する場合としない場合があり、データの切り捨てが発生する場合には、ANSI_WARNINGS の設定に従いエラーが発生します。

例2のように、INSERT INTO SELECT での INSERTやテーブル結合を行っている場合には、データ量等によって実行プランが変わる場合があり、 プランによって、次のようにエラーが発生するパターンとしないパターンが出てきます。a) のようなプランになった場合には、エラーが発生します。

a) エラーが発生するパターン
table02で、table02.C2 = 1の条件に合致するデータをまずは取得する。この中には、varchar(20) のデータが含まれている。
このデータに対して、varchar(20) から varchar(10) へ暗黙的な変換をするため、エラーとなる。

b) エラーが発生しないパターン
table02 と table03 で、TABLE02.ID = TABLE03.ID での INNER JOIN をまずは実行する。この時点で varchar(20) のデータは含まれなくなる。
このデータに対して、varchar(20) から varchar(10) へ暗黙的な変換をするが、切り捨てが発生するデータはないため、エラーは発生しない。

この動作は、SQL Server にて単純にクエリに書かれた順序で条件評価やテーブルへのアクセスを実行するのではなく、結合順序やフィルターをかけるタイミングの有効性などを最適化して実行する動作となっており、上述の様な実行プランの変更が発生することは、SQL Server にて想定された動作となります。

対処

実行プランの変化により、暗黙的な変換でデータの切り捨てエラーが発生する場合には、下記の 3点の対処方法があります。
いずれの方法を採用するかは、のアプリケーションの開発方針などに合わせて、ご検討いただくことができます。

 

1) データ型を一致させる

データ型を一致させることで、暗黙的な変換が発生しなくなるため、データの切り捨ても発生しなくなります。
また、参考とはなりますがデータ型を一致させることは、参照系の処理においても、パフォーマンスの維持の観点など、有効なポイントとなりますので下記のブログも併せて、ご確認ください。

DO's&DONT's #2: 絶対にやらなければいけないこと - データ型を一致させる

 

2) 明示的にデータ型を変換する

データ型、データ長が異なるデータを INSERT、UPDATE する場合には、暗黙的な変換に頼らず、INSERT/UPDATE 対象のテーブルのデータ型、データ長に明示的に変換することが対処となります。

例2では、次のようにCONVERTによって明示的にデータ長を変換します。

INSERT INTO table01(C1)
SELECT  CONVERT(varchar(10), table02.C1)
FROM table02
INNER JOIN table03
ON (table02.C1 = table03.C1) WHERE table02.C2 = 1

 

3) ANSI_WARNINGS を OFF にする

ANSI_WARNINGS では、INSERT 又は UPDATE にて暗黙的な切り捨てが発生した場合、エラーとして中断する(ON)か、クエリを継続する(OFF)かを設定します。そのため、SET ANSI_WARNINGS OFF と指定することで、対処となります。

注意点としては、既定の設定は使用しているデータアクセス プロバイダーにより異なり、多くのプロバイダーでは ISO 基準に準拠するため、接続時に自動的に ANSI_WARNINGS が ON に設定されます。
下記公開情報に記載されているドライバ以外では、.NET Framework データ プロバイダーを使用した場合も接続時に自動的に ANSI_WARNINGS が ON に設定されます。
そのため、SQL Server 側では対応ができず、接続を確立後に明示的に、ANSI_WARNINGS を OFF にする必要がございます。

SET ANSI_WARNINGS (Transact-SQL)
---<抜粋>---
SQL Server Native Client ODBC ドライバーおよび SQL Server Native Client OLE DB Provider for SQL Server では、接続時に自動的に ANSI_WARNINGS が ON に設定されます。
この構成は、ODBC データ ソースまたは ODBC 接続属性で定義され、接続前にアプリケーションで設定できます。DB-Library アプリケーションからの接続に対しては、既定では SET ANSI_WARNINGS は OFF に設定されています。
---<抜粋>---

 

※2) と 3) の対処を行った場合、データによっては切り捨てが行われた状態で、条件比較が実施される可能性がございますので、十分に検証いただくようにお願いいたします。

 

対象

SQL Server 2008 R2 までは下記の通り、公開情報での記載がありましたが、SQL Server 2012 や SQL Server 2014 においても発生しうる事象となります。

データ型の変換 (データベース エンジン)
*****
SQL Server がデータのデータ型を自動的に変換します。たとえば、smallint 型を int 型と比較する場合、比較を実行する前に、smallint 型から int 型に暗黙的に変換されます。クエリ オプティマイザーでは、クエリ プランを生成してこの変換をいつでも実行できます。その結果、精度の低下、数値以外の文字列の数への変換などの変換エラーが実行時に発生する場合があります。
*****

 

[Power BI] Power BI for Office 365 から Power BI (Pro / Free) への移行

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SQL Sever Developer Support

藤丸

 

はじめに

2015 年 12 月末に、Power BI for Office 365 のサービス提供を終了する予定です。

一方でマイクロソフトでは新しい Power BI サービスを提供しています。 この新しいサービスはこれまでの Power BI for Office 365 が SharePoint Online の利用が必須であったのと異なり、スタンドアロンサービスです。

サービスの提供終了に伴い、Power BI for Office 365 のコンテンツを新しい Power BI (Pro / Free) に移行する必要があります。

本ブログではコンテンツ移行に必要な作業を案内します。

概要

Power BI for Office 365 のコンテンツを新しい Power BI (Pro / Free) に移行するには、Power BI for Office 365 で利用していた Book 移行に伴う必須作業と Power BI for Office 365 での利用状況に応じた設定作業を次の通り行います。

必須作業

A. (新しい) Power BI にサインアップし、グループを作成する。

B. Power BI for Office 365 のコンテンツを OneDrive for Business に移動する。

C.新しい Power BI 上にデータセットの作成を行う

- (OneDrive for Business に移動した) Excel workbook をインポートし、データセットを作成する

- Power BI for Office 365 で公開していたブックと同様の表示を新しい Power BI サイトに取り込む。

Power BI for Office 365 利用状況に応じた設定作業

上記必須作業の他、Power BI for Office 365 での利用状況に応じた設定を行います。

代表的な設定は以下の2点です。

D.(Power BI for Office 365 でデータ更新の設定がなされていた場合)  データ更新を設定する。

E.  (Power BI for Office 365 で Power Q&A の設定がなされていた場合)  Power Q&A を設定する。

作業手順

■■■ 必須作業 ■■■

 

A. (新しい) Power BI にサインインし、グループを作成する。

1)  ブラウザから http://www.powerbi.comを開き、サインインをクリックします。

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もしくは、現在ご利用の Power BI for Office 365 のサイトから、左上に表示されている 「最新版の Power BI はこちらです。今すぐ試す」 をクリックすることでも新しい Power BI にサインインできます。

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2) Power BI for Office 365 で利用の Office 365 テナントのアカウント・パスワードを指定します。

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3) サインイン後、[開始->] をクリックします。

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開始クリック後、しばらく Power BI を準備している画面が表示されます。

clip_image005

※上記画面が 10 分以上表示されてままになることがあります。その場合には別ブラウザを立ち上げ、改めて http://www.powerbi.comを表示することで、Power BI へサインインできます。

4) (新しい Power BI ) へサインインできたら、グループを作成します。

任意のメニューをクリック (例: データのインポートまたは接続 - ファイル) し、[マイワークスペース] のメニューを表示します。

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5) [マイワークスペース] 配下の "グループの作成" をクリックします。

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補足

マイワークスペース配下に [グループの作成] が表示されていないときは、次のようにマイワークスペース横の矢印を 2 度クリックすることでグループの作成メニューが出てきます。

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6) グループの作成メニューでグループ名(任意)、プライバシー設定、グループに属するメンバーを指定し、[追加] ボタンクリック後、画面上部の [保存] ボタンをクリックします。

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7) グループが作成されていることを確認します。

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B. Power BI for Office 365 のコンテンツを OneDrive for Business に移動する。

グループの作成が完了したら、Power BI for Office 365 のコンテンツを OneDrive for Business に移動します。

1) Power BI for Office 365 のサイトを開き、サイトコンテンツをクリックします。

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2) ドキュメントをクリックします。

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3) ライブラリタブを開き - エクスプローラーで開くをクリックします。

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参考情報

エクスプローラーで開く、が何らかのエラーで失敗する場合、次の技術情報を参考にしてください。

SharePoint Online で [エクスプローラーで開く] のオプションを使用する方法、およびこのオプションに関する問題をトラブルシューティングする方法

<https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2629108>

4) エクスプローラーから Power BI for Office 365 で利用のブックが存在することを確認します。

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5)  www.powerbi.comから、事前に作成しておいたグループを選択し、[ファイル] - [OneDrive-<グループ名>] をクリックします。

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6) OneDrive for Business のサインアップ画面が表示されます。

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7) OneDrive のアイコンをクリックします。

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8) work / school account で OneDrive へアクセスします。

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9) 作成したグループ (例: powerbio365group) を選択します。

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10) 前述の手順 3) 4) でPower BI for Office 365 のドキュメントをエクスプローラーで開いたフォルダから、新しい Power BI サイトのグループが所有する OneDrive for Business に移行するブックをアップロードします。

※ドラッグアンドドロップでドキュメントをアップロードできます。ドラッグアンドドロップでのアップロードができない場合、アップロードメニューからドキュメントをアップロード下さい。

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C.新しい Power BI 上にブックを取り込む

新しい Power BI にブックをデータセットとして取り込む方法と、Power BI for Office 365 で公開していたブックと同様の表示を新しい Power BI サイトに取り込む方法の 2 パターンあります。

それぞれのパターンは以下の通りです。

■ パターン1- OneDrive for Business 上のブックを新しい Power BI サイトのデータセットとして取り込む方法

シナリオ:データセットとして取り込むことで、新しい Power BI サイトで、新規のレポートの作成が可能となります。

1) 作成したグループ上で [ファイル] - [取得] をクリックします。

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2) OneDrive for Business を選択します。

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3) 前述の手順 B でアップロードしたドキュメント一覧が確認できます。

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4) 新しい Power BI サイトで利用する Excel ブックを選択し、[接続] ボタンをクリックします。

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5) 選択した Excel ブックを新しい Power BI サイトのデータセットとして追加するため、[Excel のデータを Power BI にインポートする] - [インポート] をクリックします。

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6) データセットが追加されます。

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■パターン2   Power BI for Office 365 で公開していたブックと同様の表示を新しい Power BI サイトに取り込む方法

シナリオ :  Power BI for Office 365 と同様のブック表示を行いたい場合や、ブックのサイズが大きい場合

1) 新しい Power BI サイトの左下にある [データの取得] をクリックします。

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2)  [ファイル] -  [取得] をクリックします。

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3) OneDrive for Business を選択します。

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4) Excel Online での表示と同様に新しい Power BI サイトで表示したいブックを選択し、[接続] をクリックします。

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5) [Power BI で Excel に接続し、管理し、表示する] の [接続] をクリックします。

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6) 該当のブックがレポートとして取り込まれます。 該当のブックを選択の上、[表示] をクリックします。

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7) Power BI for Office 365 上と同様のブックの表示が確認できます。

※ Power BI for Office 365 上と完全に同様のブックの表示を保証するものではございません。

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■■■ 必要に応じて行う設定 ■■■

D.(Power BI for Office 365 でデータ更新の設定がなされていた場合)  データ更新を設定する

0) ブックのデータソースが存在するサーバーに Power BI for Office 365 の Data Management Gateway のインストール、設定がなされている場合、Data Management Gateway のアンインストールをします。

※本作業を行うことで、Power BI for Office 365 で設定しているデータ更新の設定は無効になります。

よって、作業のタイミングは十分にご注意下さい。

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1) 新しい Power BI サイトの右上の矢印から [Power BI パーソナルゲートウェイ] をクリックします。

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2) PowerBIGatewayInstaller.exe の実行、または、保存のページが表示されます。

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3) (保存の上、もしくは直接) PowerBIGatewayInstaller.exe を実行します。

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4) ウィザードに沿って進めます。

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5) Power BI Personal Gatewayのインストールが完了したら、[起動] ボタンをクリックします。

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6)  PowerBI.com にサインインします。

ここで指定するアカウントは作業手順 A で使用したPower BI for Office 365 で利用の Office 365 テナントのアカウント・パスワードです。

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7)  Personal Gateway をインストールしているマシンの Windowsユーザー��パスワードを指定します。

(例: DomainA\user1 など)

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8)  成功しました! 画面が表示されることを確認します。

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9)  Power BI for Office 365 のブックを基とするデータセットを選択し、[更新のスケジュール設定] をクリックします。

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10) 更新のスケジュール設定画面が開きます。 ゲートウェイの状態がオンラインとなっていることを確認します。

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11) データソースの資格情報が正しくない場合、[資格情報の編集] リンクをクリックします。

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12) ブックが参照するデータソース (オンプレミスの SQL Server 等) への接続情報を指定し、サインインをクリックします。

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13) データソースの資格情報のエラーメッセージが消えたら、更新のスケジュール設定を指定します。

データ更新を設定する際は、[データを最新の状態に保つ]を[はい]に設定、更新の頻度と時間を指定し、[適用] ボタンをクリックします。

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データ更新完了後、新しい Power BI サイトから、オンプレミスのデータ更新が反映されていることが確認できます。

データ更新前

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データ更新後

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E.  (Power BI for Office 365 で Power Q&A の設定がなされていた場合)  Power Q&A の設定をする

1)  Power Q&A を設定するダッシュボードを選択し、[…] をクリック - [設定] を選択します。

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2) "このダッシュボードに Q&A 検索ボックスを表示する" にチェックが入っていることを確認します。

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clip_image048留意事項

グループ作成にあたっての留意事項

グループの作成、利用には Power BI Pro ライセンスが必要です。 このため、グループの作成、利用する際は、 Power BI for Office 365 のアカウントで新しい Power BI にサインインするか、Power BI Pro の試用版 (60 日間の期限) のライセンスをグループ作成・利用ユーザーに付与します。

Power BI Pro の試用版申し込みは次から行えます。

https://portal.office.com/Signup/Signup.aspx?OfferId=d59682f3-3e3b-4686-9c00-7c7c1c736085&dl=POWER_BI_PRO&ali=1#0

 

[SSAS] 属性のメンバのプロパティ表示について

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胡 淑鳳
SQL Developer Support

Excel で分析観点(パースペクティブ)に接続しピポットテーブル レポートを利用する際、SQL Server Analysis Services のバージョンがSQL Server 2012以降では、分析観点で非表示にした属性のメンバのプロパティの表示ができなくなりました。今回は具体例を挙げてその動きの変化を説明します。

Analysis Services データベースに [Adventure] キューブが存在します。キューブのディメンションの [Employee] の構造は下記となります。

今回は [Birth Date] というプロパティを例として説明します。

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SQL Server 2008R2 までのメンバのプロパティの表示

まず Microsoft Visual Studio で SSAS データベースに接続しキューブの状況を確認しましょう。

Microsoft Visual Studio [ファイル] → [開く] → [Analysis Services データベース] をクリックします。

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[データベースの接続] ダイアログにて [既存のデータベースに接続] の [サーバー] と [データベース] を記入し、[OK] ボタンをクリックします。

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データベースの読み取りが完了したら下図が表示されます。ソリューション エクスプローラにて [Adventure Works] キューブ (①) をダブルクリックし、キューブの詳細が表示されます。[分析観点] (SQL Server 2012以降はパースペクティブと翻訳されます) タブ (②) をクリックし、キューブのサブセットの各分析観点が表示されます。分析観点の [Sales Targets] (③) のディメンション [Employee] の [Birth Date] (④) は対象としてチェックされていないことを確認します。

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続いて Excel でキューブへ接続しピポットテーブルレポートを利用する場合のメンバーのプロパティ表示を確認してみましょう。

Excel にて [データ]→ [その他のデータ ソース] → [Analysis Services] をクリックします。

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[データ接続ウィザード] ダイアログにサーバー名とログイン時の証明情報を指定し、[次へ] をクリックします。

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[Sales Targets] を接続キューブとして指定し、[完了] をクリックします。

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続いて、[データのインポート]ダイアログが表示されます。

このダイアログでは、[ピボット テーブル レポート] が選択され、[データを返す先を選択してください](ピボット テーブルを配置する場所)では [既存のワークシート] が選択されていることを確認して、任意のセル位置(=$A$1 と指定した場合は A1 セル)を指定し、 [OK] ボタンをクリックします。

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表示された画面にて、ピボット テーブルへ [Sales Targets] の [Sales Amount Quota] をメジャーとして指定し、[Employee] ディメンションの階層の [Employee] もチェックします。

それぞれ画面右下の[エリア セクション]の[Σ 値]と [行ラベル] へ追加され、ピポットテーブル領域にも追加されていることを確認できます。

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ピポットテーブルにて、フォーカスを [Employee] のメンバに当てると、プロパティに [Birth Date] が表示されていることを確認できます。

また [レポートにプロパティを表示]メニューにも選択可能なプロパティとして表示されていることも確認できます。

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SQL Server 2012 以降のバージョンにてメンバのプロパティの表示

ここでは SQL Server 2014 を例としています。

まず Microsoft Visual Studio で SSAS データベースに接続しキューブの状況を確認しましょう。

Microsoft Visual Studio でキューブ [Adventure Works] の詳細を開き、パースペクティブ (分析観点) の [Sales Targets] のディメンション [Employee] の [Birth Date] プロパティは対象としてチェックされていないことを確認します。

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続いて、Excel でAnalysis Services データベースに接続し、同じくピボット テーブルへ [Sales Targets] の [Sales Amount Quota] をメジャーとして指定し、[Employee] ディメンションの階層の [Employee] もチェックします。。

ピボット テーブルにてフォーカスを [Employee] のメンバに当てる時に、プロパティに [Birth Date] が表示されないことを確認できます。

また [レポートにプロパティを表示] メニューにも選択可能なプロパティとして表示されないことも確認できます。

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まとめ

上記の例に示されたように、SQL Server 2008R2 までは、メンバのプロパティを分析観点 (パースペクティブ) の表示対象として指定するか否かに関係なく、Excel から接続した場合ピポットテーブルにてマウスのフォーカスをメンバに当てる時にプロパティとして表示されます。また [レポートに表示するプロパティ] としても選択可能です。

一方 SQL Server 2012 以降では、メンバのプロパティを分析観点 (パースペクティブ) の表示対象として指定しない限り、Excel から接続した場合ピポットテーブルにてマウスのフォーカスをメンバに当てる時のプロパティとしても、[レポートに表示するプロパティ]としても表示されません。

以上、参考になりましたら幸いです。

SQL Server Data Tools の入手と注意点

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SQL Server Developer Support チーム

 

概要

SQL Server Reporting Services のレポートや、Integration Services パッケージ、Analysis Services のデータベース等を作成するにあたって、Business Intelligence Development Studio(SQL Server 2008 R2 までのツール) や SQL Server Data Tools(SQL Server 2012 以降のツール)を使用します。

SQL Server 2012 までは、SQL Server のインストーラーから、Business Intelligence Development Studio や SQL Server Data Tools をインストールすることができました。

SQL Server 2014 より、SQL Server Data Tools は SQL Server のインストーラーに含まれず、個別にダウンロードする必要があります。

ここでは、SQL Server Data Tools の入手先や注意点についてご案内します。

 

ダウンロード

 Visual Studio 2010Visual Studio 2012Visual Studio 2013
インストール済み未インストール
SQL Server 2012Visual Studio 2010 SP1 適用してから SQL Server 2012 メディアからインストール(*1)SQL  Server 2012 メディアからインストールこちら    (*2)なし
SQL Server  2014なしなしこちら    (*3)

※予め Visual Studio をインストールしていなくとも、上記ダウンロードのインストーラーで SQL Server Data Tools をインストールすることができます。

(*1)

Visual Studio 2010 が予めインストールされている環境に、SQL Server 2012 のインストールメディアから、SQL Server Data Tools をインストールする場合、Visual Studio 2010 に Service Pack 1 が適用されている必要があります。
もし、Service Pack が適用されていない場合、SQL Server Data Tools をインストールしようとしたインストーラー上で以下のエラーが発生します。

ルール "以前の Visual Studio 2010 のインスタンスは、更新する必要があります。" は失敗しました。
このコンピューターには、機能の選択に基づいて SQL Server を正常にインストールするための Service Pack 1 更新プログラムを必要とする、 Visual Studio 2010 のインストールがあります。続行するには、必要な Visual Studio 2010 Service Pack 1 を SQL Server メディアから、または
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=220649からインストールしてください。


(*2)

Microsoft SQL Server Data Tools - Business Intelligence for Visual Studio 2012 (SSDT-BI for VS 2012) のインストールには、事前に.NET Framework 4.5 が必要となります。
.NET Framework 4.5 は下記サイトからダウンロード可能です。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=30653

表中のダウンロード先のリンクの「システム要件」にこのほかのシステム要件も記載があります。詳細を確認してください。


(*3)

Microsoft SQL Server Data Tools - Business Intelligence for Visual Studio 2013 (SSDT-BI for VS 2013) のインストールには、事前に.NET Framework 4.5.1 が必要となります。
.NET Framework 4.5.1 は下記サイトからダウンロード可能です。
http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=40779

表中のダウンロード先のリンクの「システム要件」にこのほかのシステム要件も記載があります。詳細を確認してください。

 

インストール時のトラブルシュート

SSDT-BI for VS 2012 / 2013 のインストール時に次のエラーが発生する場合は、以降をご確認ください

ルール "同一アーキテクチャのインストール" は失敗しました。

インストールする機能の CPU アーキテクチャが、指定したインスタンスの CPU アーキテクチャと異なっています。
続行するには、このインスタンスと同じアーキテクチャの機能を追加してください。

エラーの原因

SSDT-BI for VS 2012 のインストーラーは [SQL Server 2012 セットアップ]、SSDT-BI for VS 2013 のインストーラーは [SQL Server 2014 セットアップ] を使用しています。
そのため、SQL Server 2012 / 2014 をインストール済みの環境では、[インストールの種類] ステップで「既存の SQL Server 2012 インスタンスに機能を追加する」または「既存の SQL Server 2014 インスタンスに機能を追加する」を選択できます。
また、SSDT-BI for VS 2012 / 2013 のインストールが開始される前にも、他の SQL Server の機能と同様に [機能構成ルール] ステップのチェックが行われます。

以上の動作より、既に x64 の SQL Server 2012 / 2014 がインストール済みの環境を対象に [インストールの種類] ステップで「既存の SQL Server 2012 インスタンスに機能を追加する」または「既存の SQL Server 2014 インスタンスに機能を追加する」を選択しますと、x86 の SSDT-BI for VS 2012 / 2013 と CPU アーキテクチャが異なるために、上述のエラーが発生します。

対処方法

下記のスクリーンショットのように既定値の「SQL Server 2012 の新規インストールを実行する」または「SQL Server 2014 の新規インストールを実行する」を選択した状態でインストールしてください。

image

 

関連情報

米国の MSDN Blog となりますが、以下の Blog にいち早く情報が記載されることがあります

Microsoft SQL Server Data Tools
http://msdn.microsoft.com/en-us/data/hh297027

SQL Server Data Tools Team Blog
http://blogs.msdn.com/b/ssdt/


更新履歴

2015/12/04: SSDT-BI for VS 2012 / 2013 のインストール時のトラブルシュートを追記しました。

[お知らせ] 年末年始のサポート窓口(2015-/12-2016/01)

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年末年始の通常サポート窓口は、下記の期間休業となります。

2015 年 12 月 29 日 (火) 17:30 - 2016 年 1 月 5 日 (火) 9:00

窓口休業予定のお知らせ
http://support2.microsoft.com/gp/contactus81?Audience=Commercial>

翌年の通常サポート開始日は、2016 年 1 月 5 日 (火) 9:00からとなります。
ご迷惑をおかけするかと存じますが、何卒ご理解ご了承の程よろしくお願いいたします。また、24 時間サポートのご契約をお持ちのお客様につきましては、上記休業期間中もサーバーダウンなどの緊急度の高い案件 (深刻度 A) に関して対応をさせていただきます。

今年も大変お世話になりました。来年も弊社製品並びにサポートサービスをご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
ありがとうございました。

※ 上記画像のテンプレートダウンロードはこちらから!→ https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=13866

Microsoft SQL Server サポートサービス担当チーム一同

[SSIS] SSIS パッケージの Connect Timeout の既定値 0 は、無制限ではない。

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佐藤 靖典
SQL Developer Support Engineer

こんにちは。

今回の記事では、SSIS パッケージの接続マネージャーの Connect Timeout プロパティ (接続タイムアウト) の動作について紹介します。この動作は、製品の仕様上の動作ですが、混乱しやすい部分で質問をいただくことも多いため、詳しく説明します。

 

1. 概要

ほとんどの開発者は、.NET Framewrok データ プロバイダ、OLE DB プロバイダ、ODBC ドライバで設定できる接続タイムアウトを 0 に設定した場合、無制限を意味することをご存知だと思います。
しかしながら、SQL Server Integration Services (SSIS) パッケージの接続マネージャーの Connect Timeout の既定の表示 0 は、無制限を示しているものではなく、未設定を示しています。未設定の場合は、使用する OLE DB プロバイダや ODBC ドライバの接続タイムアウトの既定値が使用されます。
SQL Server ODBC Driver や OLE DB Provider for SQL Server、SQL Server Native Client の接続タイムアウトの既定値は 15 秒です。

 

2. 詳細

OLE DB 接続マネージャーなどを作成すると、既定で Connect Timeout プロパティは 0 と表示されます。(図 - 1)
この図の例では、SQL Server Native Client 11.0 を使用しているため、本プロバイダの既定値 15 秒が接続タイムアウト値となります。

図 - 1
image

既定値以外の Connect Timeout を使用する場合は、明示的に値を設定します。(図 - 2)

図 – 2
image

Connect Timeout 値を無制限の 0 と設定する場合は、既定の表示の 0 を別の値に変更後、0 を設定します。(図 – 3)
既定の状態 (図 - 1) との違いは、既定値から変更した場合の Connect Timeout 値は太字 (Bold) になっていることです。

図 - 3
image

また、既定値から変更した場合の PackageName.dtsx ファイルをメモ帳などで開くと、Connect Timeout プロパティの設定が追加されていることを確認できます。(図 - 4)

図 - 4

<DTS:ConnectionManager
  DTS:ConnectionString="Data Source=HostName\InstanceName;Initial Catalog=testdb;Provider=SQLNCLI11.1;Integrated Security=SSPI;Connect Timeout=0;Auto Translate=False;" />

 

3. 補足

ADO.NET の接続マネージャー (.NET Framework Data Provider for SQL Server) を使用した場合は、.NET Framework Data Provider for SQL Server の Connect Timeout の既定値である 15 秒が初期値として表示されます。(図 - 5)

図 - 5
image

動作の詳細は Business Intelligence Development Studio (BIDS) / SQL Server Data Tools (SSDT) の内部動作であるために割愛しますが、簡単にお伝えしますと、BIDS や SSDT はプロバイダーの各プロパティを取得する動作となっています。.NET Framework Data Provider for SQL Server を使用した場合は、Connect Timeout を含むすべてのプロパティ値を取得しますが、OLE DB 接続マネージャーを使用した場合は、各 OLE DB プロバイダーの共通のプロパティのみ取得し、OLE DB プロバイダーによってはプロパティが存在しない Connect Timeout は取得せず、OLE DB 接続マネージャーの表示を 0 としています。

SQL Server 2012/2014 をインストールするために必要な .NET Framework について

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皆さん、こんにちは。 SQL Server/Microsoft Azure SQL Database サポートチームです。 今回は、SQL Server 2012/2014 をインストールするために必要な .NET Framework について紹介します。

 

SQL Server 2012/2014 をインストールするために必要な .NET Framework については、以下の Books Online で公開していますが、本 Blog の中で、.NET Framework の要件について補足したいと思います。

SQL Server 2014 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア

SQL Server 2012 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア

  

 .NET Framework  バージョン

 補足説明

 .NET Framework 3.5 SP1

 データベース エンジン、Reporting  Service、SQL Server Management Studio などの 機能/ツールをインストールする場合に必要

 .NET Framework 4 以上

 インストールする機能に関わらず、.NET Framework 4 以上をインストールすることが必要

 .NET Framework 4 と下位互換性のある バージョン もサポート

 

 [サポートされている .NET  Framework]

.NET Framework 4

.NET Framework 4.5 (4.5.1/4.5.2 含む)

.NET Framework 4.6 (4.6.1 含む)

 ※ 2016/01/12 以降、.NET Framework 4 / 4.5/ 4.5.1 はサポートが終了となるため、.NET Framework 4.5.2 以上の最新の .NET Framework を使用することを推奨

 .NET Framework 4 以上の言語パック

 (例:  日本語  : 1041)

 言語パックは、.NET Framework と同じバージョンに合わせることを推奨

 

 [補足事項]

- 該当バージョンの .NET Framework が OSの機能に含まれている場合は、"Windows の機能の有効化または無効化" から 機能を有効化

- SQL Server 2014 Express Edition SP1 以降のバージョンで データベース エンジンのみを選択する場合、.NET Framework 3.5 SP1 もしくは、.NET Framework 4 以上のいずれかをインストール することで、SQL Server 2014 Express Edition SP1 以降のバージョンをインストールすることが可能

- インターネットに接続されていないオフラインの環境に SQL Server 2012/2014 をインストールする場合、オフライン インストーラーより、.NET Framework 及び .NET Framework 言語パック をインストール

Microsoft .NET Framework 4.6 (オフライン インストーラー)

Microsoft .NET Framework 4.6 Language Pack (オフライン インストーラー)

 

 [参考情報]

Microsoft .NET Framework サポート ライフサイクル ポリシー

SQL Server 2014 Express 日本語版 x86 インストール要件

エラー “Windows 機能 (NetFx3) を有効にしている時にエラーが発生しました。 エラー コード : -2146498298” について

Support Ending for the .NET Framework 4, 4.5 and 4.5.1

 

 

※ 本Blog の内容は、2016年 1月 現在の内容となっております

 

 


[SSAS] SQL Server Analysis Services トラブルシューティングのご案内

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山崎 実久
SQL Server Developer Support Engineer

以前、SQL Server Engine のトラブルシューティングSQL Server Reporting Services のトラブルシューティングについて案内いたしました。
今回は SQL Server Analysis Services (SSAS) のトラブルシューティングに必要な情報採取項目について本 blog でご案内します。

SSAS に関して問題が発生した場合、以下の情報を採取後、2 以降のログに対し問題が発生した日時に関連するエラーが記録されていないか確認します。

1. Analysis Services のバージョンの確認
2. イベントログ(アプリケーション、システム、セキュリティ) の確認
3. Analysis Services のログの確認
4. Analysis Services の構成情報の確認
5. パフォーマンスログの確認
6. サーバートレースの確認


1. Analysis Services のバージョンの確認
===========================
現象が発生した Analysis Services のバージョン(Build 番号)を正確に把握し、バージョンに関する技術情報で確認できる類似の問題の修正が該当環境に既に適用されているか否かを判断できます。

Analysis Services のバージョンは、SQL Server Management Studio から Analysis Services インスタンスへ接続し、オブジェクトエクスプローラーから該当インスタンスのアイコン(キューブの形をしています)の右側を参照することで確認できます。


2. イベントログ(アプリケーション、システム、セキュリティ) の確認
===========================
イベントログ(アプリケーション、システム、セキュリティ) の確認方法は、以前本 blog [SQL Troubleshooting] 第1回 : Tips - SQL Server エラーログとイベント ログを採取する (SQL 2000 ~ 2008 R2)で確認します。


3. Analysis Services のログの確認
===========================
SQL Server 2005, SQL Server 2008, SQL Server 2008 R2, SQL Server 2012, SQL Server 2014 のバージョンごとに Analysis Services のログである msmdsrv.log  や、フライトレコーダーとよばれる FlightRecorderCurrent.trc および FlightRecorderBack.trc のログの確認手順を記載します。

※ フライトレコーダーは既定では 1 時間毎、またはファイルサイズが 10 MB を超えると破棄されます。この為、問題が発生した際は、破棄される前にログフォルダ配下を待避ください。なお、拡張子 .trc は SQL Server の Profiler を起動し該当のファイルを開いて内容を確認します。

Analysis Services のインストール フォルダ下の Log フォルダ配下に出力されるファイルを確認します。
各バージョンごとの既定のログフォルダ配下は以下になります。

-- SQL Server 2005
C:\Program Files\ \Microsoft SQL Server\MSSQL.n\OLAP\Log

※ MSSQL.n の n は整数値で、SQL Server、Analysis Services などのインストールの有無により異なります。対象のインスタンスと MSSQL.n は次のレジストリで確認します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\Instancenames\OLAP

-- SQL Server 2008
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10.xxx\OLAP\Log

※ MSAS10.xxxx の xxxx はインスタンス名称です。たとえば既定の C ドライブにインストールされた既定のインスタンスの場合、以下のようになります。
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10.MSSQLSERVER\OLAP\Log

-- SQL Server 2008 R2
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10_50.xxx\OLAP\Log

※ 既定の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10_50.MSSQLSERVER\OLAP\Log

-- SQL Server 2012
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS11.MSSQLSERVER\OLAP\Log

※ 既定の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS11.MSSQLSERVER\OLAP\Log

-- SQL Server 2014
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS12.xxx\OLAP\Log

※ 既定の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS12.MSSQLSERVER\OLAP\Log


4. Analysis Services の構成情報の確認
===========================
Analysis Services の構成情報は SQL Server Management Studio から該当の Analysis Services インスタンスへ接続、インスタンスを右クリック - プロパティ - [分析サーバーのプロパティ] の全般ページから確認できます。
この設定から、現在の値と既定値の比較調査が可能です。


なお、本分析サーバーのプロパティから確認できる構成情報を含む、すべての Analysis Services の構成情報は、msmdsrv.ini に格納されています。SQL Server のバージョン毎の msmdsrv.ini ファイルの場所は以下となります。

-- SQL Server 2005
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.2\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556(v=sql.90).aspx

-- SQL Server 2008
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10.MSSQLSERVER\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556(v=sql.100).aspx

-- SQL Server 2008 R2
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10_50.MSSQLSERVER\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556(v=sql.105).aspx

-- SQL Server 2012
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS11.MSSQLSERVER\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556(v=sql.110).aspx

-- SQL Server 2014
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS12.MSSQLSERVER\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556.aspx


5. パフォーマンスログの確認
===========================
パフォーマンスログの採取方法および解析方法は、以前以下のブログでお伝えいたしました内容を確認し実施ください。
[SQL Troubleshooting] 第2回 : Tips -パフォーマンス ログの採取方法 (Windows Server 2003 ~ Windows Server 2008 R2)
[SQL Troubleshooting] 第3回 : パフォーマンスログの確認方法について

パフォーマンスカウンタの詳細につきましては、下記をご参照ください。

-- SQL Server 2005 から SQL Server 2008 R2 まで

SQL Server 2008 R2 Analysis Services Operations Guide
https://msdn.microsoft.com/library/hh226085.aspx
 
-- SQL Server 2012

パフォーマンス カウンター (SSAS)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh230807(v=sql.110).aspx

-- SQL Server 2014 

パフォーマンス カウンター (SSAS)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh230807.aspx


6. サーバートレースの確認
===========================
Analysis Services に対してどのようなクエリが発行されているかについて確認します。
下記ブログに記載の手順で Analysis Servicesの サーバートレースを利用し情報を採取します。

[SSAS] SQL Server Analysis Services トレース採取方法

以上、SQL Server Analysis Services に関するエラーの切り分けに是非ご活用ください。

2015 年 10 月 SQL Server 最新モジュール

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2015 年 10月19日 時点の SQL Server 最新モジュールです。

SQL Server 2000 は 2013 年 4 月 9 日に延長サポートが終了しました。長らくのご愛用ありがとうございました。
SQL Server 2008 は 2014 年 7 月 8 日にメインストリームサポートが終了しました。

 

サービス
パック

更新プログラム

バージョン

リリース年月

SQL Server 2014

SP1

KB 3094221 (CU3)

12.00.4427.0

2015/10

メインストリームサポート

SQL Server 2012

SP2

KB 3082561 (CU8)

11.0.5634.1

2015/9

メインストリームサポート

SQL Server 2008 R2

SP3

無し

10.50.6000.34

2014/9

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました。

SQL Server 2008

SP4

無し

10.0.6000.29

2014/10

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました

SQL Server 2005

SP4

KB 2598903 (OD)

KB 2716427 Reporting Services (MS12-070)

9.00.5295

9.00.5324

2011/8

2012/10

延長サポート
(2016/4/12 終了)

RTM : Release To Manufacturing (製品出荷版)
SP : Service Pack (サービスパック)
CU : Cumulative Update (隔月リリースの累積更新プログラム)
OD : On-Demand (オンデマンドリリースの累積更新プログラム)

SQL Server の更新プログラムの詳細については、SQL Server の更新プログラムを参照して下さい。

メインストリームサポート、延長サポートについては、マイクロソフトサポートライフサイクルを参照して下さい。

2015 年 11 月 SQL Server 最新モジュール

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2015 年 11月16日 時点の SQL Server 最新モジュールです。

SQL Server 2000 は 2013 年 4 月 9 日に延長サポートが終了しました。長らくのご愛用ありがとうございました。
SQL Server 2008 は 2014 年 7 月 8 日にメインストリームサポートが終了しました。

 

サービス
パック

更新プログラム

バージョン

リリース年月

SQL Server 2014

SP1

KB 3094221 (CU3)

12.00.4427.0

2015/10

メインストリームサポート

SQL Server 2012

SP2

KB 3098512 (CU9)

11.0.5641.1

2015/11

メインストリームサポート

SQL Server 2008 R2

SP3

無し

10.50.6000.34

2014/9

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました。

SQL Server 2008

SP4

無し

10.0.6000.29

2014/10

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました

SQL Server 2005

SP4

KB 2598903 (OD)

KB 2716427 Reporting Services (MS12-070)

9.00.5295

9.00.5324

2011/8

2012/10

延長サポート
(2016/4/12 終了)

RTM : Release To Manufacturing (製品出荷版)
SP : Service Pack (サービスパック)
CU : Cumulative Update (隔月リリースの累積更新プログラム)
OD : On-Demand (オンデマンドリリースの累積更新プログラム)

SQL Server の更新プログラムの詳細については、SQL Server の更新プログラムを参照して下さい。

メインストリームサポート、延長サポートについては、マイクロソフトサポートライフサイクルを参照して下さい。

2015 年 12 月 SQL Server 最新モジュール

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2015 年 12月21日 時点の SQL Server 最新モジュールです。

SQL Server 2000 は 2013 年 4 月 9 日に延長サポートが終了しました。長らくのご愛用ありがとうございました。
SQL Server 2008 は 2014 年 7 月 8 日にメインストリームサポートが終了しました。

 

サービス
パック

更新プログラム

バージョン

リリース年月

SQL Server 2014

SP1

KB 3106660 (CU4)

12.00.4436.0

2015/12

メインストリームサポート

SQL Server 2012

SP2

KB 3098512 (CU9)

11.0.5641.1

2015/11

メインストリームサポート

SQL Server 2008 R2

SP3

無し

10.50.6000.34

2014/9

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました。

SQL Server 2008

SP4

無し

10.0.6000.29

2014/10

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました

SQL Server 2005

SP4

KB 2598903 (OD)

KB 2716427 Reporting Services (MS12-070)

9.00.5295

9.00.5324

2011/8

2012/10

延長サポート
(2016/4/12 終了)

RTM : Release To Manufacturing (製品出荷版)
SP : Service Pack (サービスパック)
CU : Cumulative Update (隔月リリースの累積更新プログラム)
OD : On-Demand (オンデマンドリリースの累積更新プログラム)

SQL Server の更新プログラムの詳細については、SQL Server の更新プログラムを参照して下さい。

メインストリームサポート、延長サポートについては、マイクロソフトサポートライフサイクルを参照して下さい。

2016 年 1 月 SQL Server 最新モジュール

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2016 年 1月18日 時点の SQL Server 最新モジュールです。

SQL Server 2000 は 2013 年 4 月 9 日に延長サポートが終了しました。長らくのご愛用ありがとうございました。
SQL Server 2008 は 2014 年 7 月 8 日にメインストリームサポートが終了しました。

 

サービス
パック

更新プログラム

バージョン

リリース年月

SQL Server 2014

SP1

KB 3106660 (CU4)

12.00.4436.0

2015/12

メインストリームサポート

SQL Server 2012

SP2

KB 3120313 (CU10)

11.0.5644.1

2016/1

メインストリームサポート

SQL Server 2008 R2

SP3

無し

10.50.6000.34

2014/9

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました。

SQL Server 2008

SP4

無し

10.0.6000.29

2014/10

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました

SQL Server 2005

SP4

KB 2598903 (OD)

KB 2716427 Reporting Services (MS12-070)

9.00.5295

9.00.5324

2011/8

2012/10

延長サポート
(2016/4/12 終了)

RTM : Release To Manufacturing (製品出荷版)
SP : Service Pack (サービスパック)
CU : Cumulative Update (隔月リリースの累積更新プログラム)
OD : On-Demand (オンデマンドリリースの累積更新プログラム)

SQL Server の更新プログラムの詳細については、SQL Server の更新プログラムを参照して下さい。

メインストリームサポート、延長サポートについては、マイクロソフトサポートライフサイクルを参照して下さい。

[SQL Database] ”削除されたデータベース” の一覧に削除されたデータベースが存在しない

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山崎 実久
SQL Server Developer/Microsoft Azure SQL Database Support

新しい Microsoft Azure Portal (https://portal.azure.com/) で利用可能な、”削除されたデータベース” に関する機能についての説明です。

”削除されたデータベース” の一覧には、復元可能な削除されたデータベースの一覧が表示されます(図1)。
しかし、データベースを作成してから 10 分以内にデータベースを削除した場合、”削除されたデータベース” の一覧に削除されたデータベースが表示されない場合があります。

理由は、データベースが作成されてからバックアップファイルを生成し、データベースが復元可能になるまで 10 分程度時間を要するためです。

図1、 ”削除されたデータベース” に復元可能な削除されたデータベース testdb01 が表示されていることがわかります。

DeletedDatabase2

 

※ 本ブログの内容は、2016年1月時点の情報です。

IaaS上のSQL Server の日本語化手順

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Microsoft SQL Server/Microsoft Azure SQL Database サポートチーム
サポート エンジニア 清水 磨
サポート エスカレーション エンジニア 荒井 太郎
プレミア フィールド エンジニア 松本 吉弘

Azure ギャラリーイメージより、SQL Server が含まれた仮想マシンをデプロイすることが可能ですが、現在は英語版のみの提供となっています。
そのため、今回はSQL Server を日本語化する手順をご紹介します。

大まかな流れは以下の通りです。以下ではSQL Server 2014を例にご説明いたしますが、SQL Server 2012でも手順はほぼ変わりません。
*******************************************
A. SQL Server のアンインストール
B. OSのロケール設定を日本語に変更
C. 日本語のSQL Server 2014 Evaluation Editionを用いて、日本語版のSQL Server をインストール
D. SQL Server IaaS Agent 拡張機能の設定
*******************************************

順にご説明致します。

A. SQL Server のアンインストール
===============================
まず以下のURLに従い、既存の英語版SQL Server をアンインストールします。

SQL Server の既存のインスタンスのアンインストール (セットアップ)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143412(v=sql.120).aspx

image

// 一部抜粋
********
1. アンインストール プロセスを開始するには、コントロール パネルで [プログラムと機能] をクリックします。

2. [Microsoft SQL Server 2014] を右クリックし、[アンインストール] を選択します。次に、[削除] をクリックします。これにより、SQL Server インストール ウィザードが起動します。

セットアップ サポート ルールが実行され、コンピューターの構成が確認されます。続行するには、[次へ] をクリックします。

3. [インスタンスの選択] ページのドロップダウンボックスを使用して、削除する SQL Server インスタンスを指定するか、SQL Server の共有機能と管理ツールだけを削除するオプションを指定します。続行するには、[次へ] をクリックします。

4. [機能の選択] ページで、指定した SQL Server インスタンスから削除する機能を指定します。

削除ルールが実行され、操作を正常に完了できることが確認されます。

5. [削除の準備完了] ページで、アンインストールされるコンポーネントおよび機能の一覧を確認します。 [削除] をクリックしてアンインストールを開始します。

6. 最後の SQL Server インスタンスをアンインストールした直後は、SQL Server に関連付けられたその他のプログラムがまだ [プログラムと機能] のプログラムの一覧に表示されています。ただし、[プログラムと機能] を閉じ、次に [プログラムと機能] を開いたときには、プログラムの一覧は更新され、実際にインストールされているプログラムのみが表示されます。
********


B. OSのロケール設定を日本語に変更
===============================
日本語版SQL Server を英語版OSにインストールする場合、事前にOSの言語設定を変更する必要があります。
具体的には以下の設定です。

・オペレーティング システムのユーザー インターフェイス設定
・オペレーティング システムのユーザー ロケール設定
・システム ロケール設定

以下のURLよりダウンロードできるドキュメントにOS日本語化のスクリーンショット付き手順がございます。
必要に応じてご確認下さい。

12: Microsoft Azure SQL Server の活用(IaaS 環境における設定や運用のベストプラクティス)
http://www.microsoft.com/click/services/Redirect2.ashx?CR_EAC=300173769
+ [3.2 OS の日本語化] の章をご確認ください。

以下URLでも紹介されておりますので、こちらも必要に応じてご確認いただけますと幸いです。

SQL Server のローカル言語版
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ee210665(v=sql.120).aspx

 

C. 日本語のSQL Server 2014 Evaluation Editionを用いて、日本語版のSQL Server をインストール
===============================
OSの言語設定を日本語に変更後、日本語のSQL Server 2014 Evaluation Editionをインストールします。
この際、ギャラリーの英語版SQL Server に同梱されているSQL Server のプロダクトキーを、日本語版SQL Server のインストール時に設定していただき、作業は完了となります。

インストール ウィザードからの SQL Server 2014 のインストール (セットアップ)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143219(v=sql.120).aspx

1. 下記URLより、IaaSのマシン上に日本語版のSQL Server 2014 をダウンロードします。

評価版のダウンロード: Microsoft SQL Server 2014 SP1
https://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/dn205290.aspx

この際、[プロダクト キー] ページで、SQL Server 2014 SP1 ISOを選択してください。
また、ダウンロードするためにはマイクロソフト アカウントが必要になります。

clip_image002

ダウンロード後には、該当ISOファイルをマウントし、DVDドライブに読み込ませます。

clip_image003

2. IaaS上のマシンにて、C:\SQLServer_12.0_Full\x64\DefaultSetup.ini を開きます。

3. PIDに指定されているプロダクトキーを確認します。

// DefaultSetup.ini
********************
;SQL Server 2014 Configuration File
[OPTIONS]
PID="XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX"
PCUSOURCE=".\PCU"
********************
※ XXXXXの部分が実際のプロダクトキーになります。

4. 日本語版のSQL Server 2014のインストールを開始します。(既定では、Eドライブにマウントされていますので、ここからセットアップを開始します。)
この際、[プロダクト キー] ページで、該当プロダクトキーを入力することで、EditionをEvaluationから変更できます。

image

// 補足情報
SQL Server 2012 の場合には、該当の設定ファイルパスが C:\SQLServer_11.0_Full\x64\DefaultSetup.ini になります。
また、SQL Server 2012 の場合、下記の SP1 のダウンロードサイトよりメディアを入手することが可能です。

Microsoft® SQL Server® 2012 Service Pack 1 (SP1)
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=35575
+ SQLServer2012SP1-FullSlipstream-JPN-x64.iso


D. SQL Server IaaS Agent 拡張機能の設定
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SQL Server IaaS Agent 拡張機能を使用している場合には、対象のサービスで使用するログインを SQL Server に作成する必要があります。
管理者権限のアカウントで、SQL Server へ接続し、下記のクエリを実行することで、サービス SID に紐づいたログイン情報を作成することが可能です。

*****
USE [master]
GO
CREATE LOGIN [NT Service\SQLIaaSExtension] FROM WINDOWS WITH DEFAULT_DATABASE=[master], DEFAULT_LANGUAGE=[us_english]
GO
ALTER SERVER ROLE [sysadmin] ADD MEMBER [NT Service\SQLIaaSExtension]
GO
*****

SQL Server IaaS Agent 拡張機能については、下記の公開情報にご参考にしていただければ幸いです。

SQL Server IaaS Agent 拡張機能
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-sql-server-agent-extension/


[SSIS] SSIS パッケージの Connect Timeout の既定値 0 は、無制限ではない。

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佐藤 靖典
SQL Developer Support Engineer

こんにちは。

今回の記事では、SSIS パッケージの接続マネージャーの Connect Timeout プロパティ (接続タイムアウト) の動作について紹介します。この動作は、製品の仕様上の動作ですが、混乱しやすい部分で質問をいただくことも多いため、詳しく説明します。

 

1. 概要

ほとんどの開発者は、.NET Framewrok データ プロバイダ、OLE DB プロバイダ、ODBC ドライバで設定できる接続タイムアウトを 0 に設定した場合、無制限を意味することをご存知だと思います。
しかしながら、SQL Server Integration Services (SSIS) パッケージの接続マネージャーの Connect Timeout の既定の表示 0 は、無制限を示しているものではなく、未設定を示しています。未設定の場合は、使用する OLE DB プロバイダや ODBC ドライバの接続タイムアウトの既定値が使用されます。
SQL Server ODBC Driver や OLE DB Provider for SQL Server、SQL Server Native Client の接続タイムアウトの既定値は 15 秒です。

 

2. 詳細

OLE DB 接続マネージャーなどを作成すると、既定で Connect Timeout プロパティは 0 と表示されます。(図 – 1)
この図の例では、SQL Server Native Client 11.0 を使用しているため、本プロバイダの既定値 15 秒が接続タイムアウト値となります。

図 – 1
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既定値以外の Connect Timeout を使用する場合は、明示的に値を設定します。(図 – 2)

図 – 2
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Connect Timeout 値を無制限の 0 と設定する場合は、既定の表示の 0 を別の値に変更後、0 を設定します。(図 – 3)
既定の状態 (図 – 1) との違いは、既定値から変更した場合の Connect Timeout 値は太字 (Bold) になっていることです。

図 – 3
image

また、既定値から変更した場合の PackageName.dtsx ファイルをメモ帳などで開くと、Connect Timeout プロパティの設定が追加されていることを確認できます。(図 – 4)

図 – 4

<DTS:ConnectionManager
  DTS:ConnectionString=”Data Source=HostName\InstanceName;Initial Catalog=testdb;Provider=SQLNCLI11.1;Integrated Security=SSPI;Connect Timeout=0;Auto Translate=False;” />

 

3. 補足

ADO.NET の接続マネージャー (.NET Framework Data Provider for SQL Server) を使用した場合は、.NET Framework Data Provider for SQL Server の Connect Timeout の既定値である 15 秒が初期値として表示されます。(図 – 5)

図 – 5
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動作の詳細は Business Intelligence Development Studio (BIDS) / SQL Server Data Tools (SSDT) の内部動作であるために割愛しますが、簡単にお伝えしますと、BIDS や SSDT はプロバイダーの各プロパティを取得する動作となっています。.NET Framework Data Provider for SQL Server を使用した場合は、Connect Timeout を含むすべてのプロパティ値を取得しますが、OLE DB 接続マネージャーを使用した場合は、各 OLE DB プロバイダーの共通のプロパティのみ取得し、OLE DB プロバイダーによってはプロパティが存在しない Connect Timeout は取得せず、OLE DB 接続マネージャーの表示を 0 としています。

SQL Server 2012/2014 をインストールするために必要な .NET Framework について

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皆さん、こんにちは。 SQL Server/Microsoft Azure SQL Database サポートチームです。 今回は、SQL Server 2012/2014 をインストールするために必要な .NET Framework について紹介します。

 

SQL Server 2012/2014 をインストールするために必要な .NET Framework については、以下の Books Online で公開していますが、本 Blog の中で、.NET Framework の要件について補足したいと思います。

SQL Server 2014 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア

SQL Server 2012 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア

  

 .NET Framework  バージョン

 補足説明

 .NET Framework 3.5 SP1

 データベース エンジン、Reporting  Service、SQL Server Management Studio などの 機能/ツールをインストールする場合に必要

 .NET Framework 4 以上

 インストールする機能に関わらず、.NET Framework 4 以上をインストールすることが必要

 .NET Framework 4 と下位互換性のある バージョン もサポート

 

 [サポートされている .NET  Framework]

.NET Framework 4

.NET Framework 4.5 (4.5.1/4.5.2 含む)

.NET Framework 4.6 (4.6.1 含む)

 ※ 2016/01/12 以降、.NET Framework 4 / 4.5/ 4.5.1 はサポートが終了となるため、.NET Framework 4.5.2 以上の最新の .NET Framework を使用することを推奨

 .NET Framework 4 以上の言語パック

 (例:  日本語  : 1041)

 言語パックは、.NET Framework と同じバージョンに合わせることを推奨

 

 [補足事項]

- 該当バージョンの .NET Framework が OSの機能に含まれている場合は、”Windows の機能の有効化または無効化” から 機能を有効化

- SQL Server 2014 Express Edition SP1 以降のバージョンで データベース エンジン のみを選択する場合、.NET Framework 3.5 SP1 もしくは、.NET Framework 4 以上のいずれかをインストール することで、SQL Server 2014 Express Edition SP1 以降のバージョンをインストールすることが可能

- インターネットに接続されていないオフラインの環境に SQL Server 2012/2014 をインストールする場合、オフライン インストーラーより、.NET Framework 及び .NET Framework 言語パック をインストール

Microsoft .NET Framework 4.6 (オフライン インストーラー)

Microsoft .NET Framework 4.6 Language Pack (オフライン インストーラー)

 

 [参考情報]

Microsoft .NET Framework サポート ライフサイクル ポリシー

SQL Server 2014 Express 日本語版 x86 インストール要件

エラー “Windows 機能 (NetFx3) を有効にしている時にエラーが発生しました。 エラー コード : -2146498298” について

Support Ending for the .NET Framework 4, 4.5 and 4.5.1

 

 

※ 本Blog の内容は、2016年 1月 現在の内容となっております

 

 

[SSAS] SQL Server Analysis Services トラブルシューティングのご案内

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山崎 実久
SQL Server Developer Support Engineer

以前、SQL Server Engine のトラブルシューティングSQL Server Reporting Services のトラブルシューティングについて案内いたしました。
今回は SQL Server Analysis Services (SSAS) のトラブルシューティングに必要な情報採取項目について本 blog でご案内します。

SSAS に関して問題が発生した場合、以下の情報を採取後、2 以降のログに対し問題が発生した日時に関連するエラーが記録されていないか確認します。

1. Analysis Services のバージョンの確認
2. イベントログ(アプリケーション、システム、セキュリティ) の確認
3. Analysis Services のログの確認
4. Analysis Services の構成情報の確認
5. パフォーマンスログの確認
6. サーバートレースの確認

1. Analysis Services のバージョンの確認
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現象が発生した Analysis Services のバージョン(Build 番号)を正確に把握し、バージョンに関する技術情報で確認できる類似の問題の修正が該当環境に既に適用されているか否かを判断できます。

Analysis Services のバージョンは、SQL Server Management Studio から Analysis Services インスタンスへ接続し、オブジェクトエクスプローラーから該当インスタンスのアイコン(キューブの形をしています)の右側を参照することで確認できます。


2. イベントログ(アプリケーション、システム、セキュリティ) の確認
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イベントログ(アプリケーション、システム、セキュリティ) の確認方法は、以前本 blog [SQL Troubleshooting] 第1回 : Tips – SQL Server エラーログとイベント ログを採取する (SQL 2000 ~ 2008 R2) で確認します。

3. Analysis Services のログの確認
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SQL Server 2005, SQL Server 2008, SQL Server 2008 R2, SQL Server 2012, SQL Server 2014 のバージョンごとに Analysis Services のログである msmdsrv.log  や、フライトレコーダーとよばれる FlightRecorderCurrent.trc および FlightRecorderBack.trc のログの確認手順を記載します。

※ フライトレコーダーは既定では 1 時間毎、またはファイルサイズが 10 MB を超えると破棄されます。この為、問題が発生した際は、破棄される前にログフォルダ配下を待避ください。なお、拡張子 .trc は SQL Server の Profiler を起動し該当のファイルを開いて内容を確認します。

Analysis Services のインストール フォルダ下の Log フォルダ配下に出力されるファイルを確認します。
各バージョンごとの既定のログフォルダ配下は以下になります。

– SQL Server 2005
C:\Program Files\ \Microsoft SQL Server\MSSQL.n\OLAP\Log

※ MSSQL.n の n は整数値で、SQL Server、Analysis Services などのインストールの有無により異なります。対象のインスタンスと MSSQL.n は次のレジストリで確認します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\Instancenames\OLAP

– SQL Server 2008
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10.xxx\OLAP\Log

※ MSAS10.xxxx の xxxx はインスタンス名称です。たとえば既定の C ドライブにインストールされた既定のインスタンスの場合、以下のようになります。
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10.MSSQLSERVER\OLAP\Log

– SQL Server 2008 R2
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10_50.xxx\OLAP\Log

※ 既定の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10_50.MSSQLSERVER\OLAP\Log

– SQL Server 2012
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS11.MSSQLSERVER\OLAP\Log

※ 既定の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS11.MSSQLSERVER\OLAP\Log

– SQL Server 2014
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS12.xxx\OLAP\Log

※ 既定の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS12.MSSQLSERVER\OLAP\Log

4. Analysis Services の構成情報の確認
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Analysis Services の構成情報は SQL Server Management Studio から該当の Analysis Services インスタンスへ接続、インスタンスを右クリック – プロパティ – [分析サーバーのプロパティ] の全般ページから確認できます。
この設定から、現在の値と既定値の比較調査が可能です。


なお、本分析サーバーのプロパティから確認できる構成情報を含む、すべての Analysis Services の構成情報は、msmdsrv.ini に格納されています。SQL Server のバージョン毎の msmdsrv.ini ファイルの場所は以下となります。

– SQL Server 2005
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.2\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556(v=sql.90).aspx

– SQL Server 2008
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10.MSSQLSERVER\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556(v=sql.100).aspx

– SQL Server 2008 R2
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS10_50.MSSQLSERVER\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556(v=sql.105).aspx

– SQL Server 2012
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS11.MSSQLSERVER\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556(v=sql.110).aspx

– SQL Server 2014
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS12.MSSQLSERVER\OLAP\Config

+参考情報
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174556.aspx


5. パフォーマンスログの確認
===========================
パフォーマンスログの採取方法および解析方法は、以前以下のブログでお伝えいたしました内容を確認し実施ください。
[SQL Troubleshooting] 第2回 : Tips -パフォーマンス ログの採取方法 (Windows Server 2003 ~ Windows Server 2008 R2)
[SQL Troubleshooting] 第3回 : パフォーマンスログの確認方法について

パフォーマンスカウンタの詳細につきましては、下記をご参照ください。

– SQL Server 2005 から SQL Server 2008 R2 まで

SQL Server 2008 R2 Analysis Services Operations Guide
https://msdn.microsoft.com/library/hh226085.aspx
 
– SQL Server 2012

パフォーマンス カウンター (SSAS)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh230807(v=sql.110).aspx

– SQL Server 2014 

パフォーマンス カウンター (SSAS)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh230807.aspx


6. サーバートレースの確認
===========================
Analysis Services に対してどのようなクエリが発行されているかについて確認します。
下記ブログに記載の手順で Analysis Servicesの サーバートレースを利用し情報を採取します。

[SSAS] SQL Server Analysis Services トレース採取方法

以上、SQL Server Analysis Services に関するエラーの切り分けに是非ご活用ください。

2016 年 1 月 SQL Server 最新モジュール

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2016 年 1月18日 時点の SQL Server 最新モジュールです。

SQL Server 2000 は 2013 年 4 月 9 日に延長サポートが終了しました。長らくのご愛用ありがとうございました。
SQL Server 2008 は 2014 年 7 月 8 日にメインストリームサポートが終了しました。

サービス
パック

更新プログラム

バージョン

リリース年月

SQL Server 2014

SP1

KB 3106660 (CU4)

12.00.4436.0

2015/12

メインストリームサポート

SQL Server 2012

SP3

無し

11.0.6020.1

2015/11

メインストリームサポート

SQL Server 2008 R2

SP3

無し

10.50.6000.34

2014/9

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました。

SQL Server 2008

SP4

無し

10.0.6000.29

2014/10

延長サポート

※2014年7月8日にメインストリームサポートが終了しました

SQL Server 2005

SP4

KB 2598903 (OD)

KB 2716427 Reporting Services (MS12-070)

9.00.5295

9.00.5324

2011/8

2012/10

延長サポート
(2016/4/12 終了)

RTM : Release To Manufacturing (製品出荷版)
SP : Service Pack (サービスパック)
CU : Cumulative Update (隔月リリースの累積更新プログラム)
OD : On-Demand (オンデマンドリリースの累積更新プログラム)

SQL Server の更新プログラムの詳細については、SQL Server の更新プログラムを参照して下さい。

メインストリームサポート、延長サポートについては、マイクロソフトサポートライフサイクルを参照して下さい。

[SQL Database] ”削除されたデータベース”の一覧に削除されたデータベースが存在しない

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山崎 実久
SQL Server Developer/Microsoft Azure SQL Database Support

新しい Microsoft Azure Portal (https://portal.azure.com/) で利用可能な、”削除されたデータベース” に関する機能についての説明です。

”削除されたデータベース” の一覧には、復元可能な削除されたデータベースの一覧が表示されます(図1)。
しかし、データベースを作成してから 10 分以内にデータベースを削除した場合、”削除されたデータベース” の一覧に削除されたデータベースが表示されない場合があります。

理由は、データベースが作成されてからバックアップファイルを生成し、データベースが復元可能になるまで 10 分程度時間を要するためです。

図1、 ”削除されたデータベース” に復元可能な削除されたデータベース testdb01 が表示されていることがわかります。

DeletedDatabase2

 

※ 本ブログの内容は、2016年1月時点の情報です。

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